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【静岡空襲から79年】静岡平和資料センターとの連携講義を実施しました


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本学の全学共通科目である「歴史から読み解くしずおか学」で、静岡平和資料センターと連携した講義が、6月12日に草薙キャンパスで行われました。1945年6月20日未明に、静岡市には10万発を超える焼夷弾が落とされ、およそ2千人が犠牲となりました。本講義は、静岡空襲でどれだけ多くの人が犠牲になったのかを知るだけではなく、今、この瞬間においても止まない戦争?紛争があることを私たちが知り、平和の意味と尊さを意識する目的で行われました。

講義では、まず静岡平和資料センターのスタッフから同センターの活動の紹介がありました。その後、静岡空襲について知るために、センターが編集?作成したDVD「静岡空襲」(21分)を鑑賞しました。この作品は、静岡空襲の被害状況を伝えているだけではなく、米軍による無差別攻撃がどのような経緯で行われたかその背景を当時の映像を交えながら解説しており、日本での空襲のために開発された焼夷弾には木造で建築されている日本家屋を効果的に燃やすためにナパーム油が使われていたことなども、CGを交えながら再現しています。DVD鑑賞後、参加者全員で静岡空襲の実体験を戯曲化した「はあ、ごせっペー」を、朗読しました。
講義後には、学生から以下の感想が聞かれました。
  • 自分たちの住む静岡において空襲があったということをより鮮明でわかりやすい映像で伝えているのはリアリティがあって分かりやすいと感じた。また、朗読する際に感情を意識して読むことで臨場感のある朗読ができたのではないかと思う。
  • 今まで戦争についての体験談を聞いた際に、あまり実感が沸かないことが多くありました。しかし、リーディングカフェを通して、自分自身が物語を読むことによって、その時の人々の気持ちや表情が思い浮かびやすくなり、より身近な出来事として感じとることができました。
  • 体験談の朗読を授業中に行ったことで、かなり当事者の気持ちを理解することができたと思う。

静岡平和資料センターの方々から空襲を語り継ぐ重要性を教わりました

静岡空襲に関するDVDを鑑賞する学生たち

掛け合いをする学生たち

静岡平和資料センター:
静岡市の伝馬町通にあり、【JR静岡駅から徒歩での来館】徒歩 約10分
【静岡鉄道】 新静岡駅から 徒歩約5分です。静岡空襲に関連した展示、貯蔵品があります。
センターウェブサイト:https://www.shizuoka-heiwa.jp/(外部サイトへリンク)

本件に関する問い合わせ

経営情報学部 上野 雄史
E-mail:ueno@u-shizuoka-ken.ac.jp

(2024年6月27日)

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